糖質制限とカロリー制限どっちがいいの?

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先日会員様よりタイトルの質問をいただきました。
今回は糖質制限とカロリー制限のどちららが良いのかについてまとめます。
どちらもダイエット法としてよく聞く手法ですが、ネットや本を調べると「糖質制限は危険」、と言われていたり、「カロリー制限は無意味」と言われていたり、

どっちがほんと?

という疑問が出てきます。医師の牧田善二先生の本「医者が教える食事術」によると、カロリー制限は何の意味もなく、「糖質制限」具体的には血糖値のコントロールが重要とされています。
対してメンタリストのDaigoさんは糖質制限を否定され、「カロリー制限」を推奨しています。

今回YBMフィットネスでは会員様の疑問に答えるため当問題の真実をお伝えします。
先に結論から申し上げますと。。。

どっちも大事だけど、カロリー制限は必須

です。
様々な文献、研究結果を参考にYBMフィットネスの推奨する健康・筋肉・美容に最も適したダイエット方法の結論です。
以下に根拠を記載しますのでご興味があればご参照ください。

カロリー制限によるダイエット方法とは

簡単に言うと、摂取カロリー<消費カロリーとなるよう調整する方法です。
まずは体組成計で自身の基礎代謝を図り、摂取カロリーが基礎代謝+運動で消費するカロリーを超えないように調整します。

カロリー制限のメリットとデメリット

まず、一般的に言われるメリットとしては好きなものを食べてよいという点があります。反対にデメリットはカロリーの計算が面倒であることです。また、運動の消費カロリーというのは実は想像しているより少ない場合が多く、結果的に食べすぎとなる危険があります。

糖質制限によるダイエット方法とは

詳細なやり方は改めて紹介しますが、簡単に言うと 炭水化物を制限するというダイエット方法です。一般的には、炭水化物の中でも糖質を多く含む白米・パン・麺類(小麦)などの摂取を制限することで脂肪化を抑制します。

糖質制限のメリットとデメリット

メリットとしては細かいカロリー計算が不要で、とにかく糖質となるものを摂取しなければいいので簡単に実践できます。デメリットとしては、糖質が不足することによる肌荒れや睡眠が浅くなる場合があります。

どっちが有効?

ウィスコンシン大学が食事中の理想的な炭水化物量をテーマにした以下のメタ分析があります。
” Systematic review and meta-analysis of dietary carbohydrate restriction in patients with type 2 diabetes ”
こちらの論文の結論は以下の通りです。

同カロリーで炭水化物の割合の多い食事をしたグループと炭水化物の少ない食事をしたグループを長期にわたり研究した結果、短期的には 炭水化物の少ない食事をしたグループのグルコース低下効果が大きくなりました。しかし、一年後両グループに差異は見られなくなりました。

つまりどういうことかというと、
同カロリーであれば結果的に変わりませんでした。
という結果となったのです。

結論

どちらの方法も、やせるという点では大きな差異はみられませんでした。
結論としては 、分に合った方法で行うのが最も望ましいのですが、健康、筋肉、美容という点で2つのダイエット方法を比較した場合に、避けるべき事項がいくつかあります。

・睡眠の質の低下による肌荒れ
・糖質の健康への悪影響
・栄養不足によるホルモンバランスの乱れ
・血糖値の上昇による脂肪化

上記を避けるために最適なダイエット方法の結論としては

カロリー制限をベースに、質の良い炭水化物を摂取する

という方法が最適です。
質のいい炭水化物とは「食物繊維の割合の多い炭水化物です。」
白米ではなく玄米にしたり、小麦のパンではなく全粒粉のパンにする等
さらに、GI値(グリセミック指数)に気を付け、食べる順番、食べた後の運動などを心がけることで、血糖値の上昇を緩やかにすることも大切です。

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